大北地域の森林の特徴

北部は日本海側の豪雪地帯、南部は積雪の少ない中央高地、西に北アルプスの山岳がそびえ、東には低山帯が広がるという自然条件のために、きわめて多様な植生が広がり、森林も変化に富んでいて、地域全体を代表する樹種が特に無いという特徴があります。

大北地域の森林は、長い間地域の暮らしを支える燃料や資材を得るための生活林でした。

目的の樹種だけを植えて育てる育成林業が始まった歴史は浅く、人工林の割合は全体の3割ほどで、7割は伐ったあとに自然に更新した天然性林、70年生以下の比較的若い森林がほとんどです。

南部からは松枯れが、北部からはナラ枯れ進み、人工林の多くが経営放棄され、野生動物と人の生活圏との境界が曖昧になり獣害が増えるなど、人と森林とのかかわりの変化による課題が山積みになっています。

小規模に分散した個人の所有林を地域ごとのまとまりによって、計画的な森林づくりが行えるように、長期受託契約お預かりるすことをすすめています。


原則として市町村森林整備計画に基づいた森林経営計画を策定し、その都度の施業については、所有者様ごとに詳細な見積・提案をお示ししながら仕事をすすめています。