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美麻薪クラブ勉強会「地域材・里山の利活用の座談会」

山創の渡辺も参加している、美麻薪クラブ(MMC)が開催した勉強会に、有志数名で参加してきました!

 

勉強会のタイトルは「地域材・里山の利活用の座談会」。

木質バイオマスの活用と里山活性化に関する話です。

 

座談会の先生は、先日自然エネルギーのことでNHK「知るしん」にも出演されていた、信州大学准教授の茅野恒秀教授。

 

長野県では今年の4月に「長野県気候危機突破方針」が発表され、2050年度に二酸化炭素排出量を実質ゼロにするための方針が示されましたが、まずはその内容を解説頂きました。

 

その他にも茅野先生からは、色々なお話をお聞きし、どれも興味深いものだったのですが、個人的には特に「これからはコスト計算ではなく“意志”が大切」という言葉が心に残りました。

 

例えば、ある自治体で、温浴施設の燃料材として木質チップボイラーの導入を検討したら、コスト的には灯油の方が有利だったとのこと。

こういうときに、コスト重視で行くのか、コスト的には不利だとしても、未来の環境のために意志を持ってバイオマス燃料を選択するのかは、これから各地域での大切な課題になりそうです。

 

長野県の地球温暖化対策専門委員会の茅野先生から直接自然エネルギーについて解説してもらうというありがたい贅沢な時間はあっという間に過ぎ去り、質疑応答もさかんなうちに終了し、あっという間の2時間でした。

 

コロナ対策のために屋外での座談会の開催でしたが、バイオマス発電の燃料として出荷される木材の前は、座談会会場として最高の環境でした。

 

MMCのみなさん、茅野先生、ありがとうございました!

山創でも“意志”を持って、環境問題に関心を持って取り組んでいきたいですね。